今朝のNHK Eテレ「こころの時代」は、バリアフリー研究者で、東京大学の教授 福島智さんの特集でした。
子供の時に全盲になり、19歳で耳も聞こえなくなったという福島さん。
点字タイプライターが見つからなかったお母さんが咄嗟にやった指点字が、その後の福島さんの勉学やコミュニケーションに役立ったこと、耳が聞こえなくなるかもしれないという不安に襲われながら自然治癒力を高めるために雨の日も風の日も10キロ走ったこと(お母さんが自転車で伴走)、学生時代は落語や音楽を楽しんだこと、サイモン&ガーファンクル「スカボロフェア」を聞いた時は鳥肌が立ったこと、友人の些細な心遣いに救われたこと等、お話ししてくださいました。(サイモン&ガーファンクル、私も擦り切れるくらいレコードを聴いていたなぁ)
そして、福島さんがお好きだという詩・吉野弘『生命(いのち)は』を朗読。
「生命は 自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい
花も めしべとおしべが揃っているだけでは不十分で
虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする
生命は その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ」
福島さん曰く、
「元気で健康な命と 病を持っていて不完全な命があるわけではない。
命は全て その中に欠如をいだいている。
その欠如を抱いている部分を 他者から満たしてもらう。
これが人間・植物・動物、 あらゆる命にとっての根本的な関係性だ。
〇〇ができるから生きている価値がある、〇〇が得意だから存在価値があるという考え方は間違っている。
みんなが生きていることを お互いに祝福する。それが一番大切だ。」と。
「おぎないあう」という言葉が素敵ですね🌟
そして番組の最後にはウォンさんのテーマ曲が~🎵
7/20のテーマも「いのち」です!
皆様と喜びを分かち合えますように💖