今日読んだ本の中に出てきた利休の言葉をご紹介いたします。
ふとした時に思い出し、「心の糧」になるのが名言ですね~
「利休は、茶道とは何かと聞かれた際に「渇きを医するに止まる」と答えています。「茶道は渇きを癒すだけのものだ」という意味ですが、この渇きとは、喉の渇きだけでなく、心の渇きのことも含んでいます。
普段、特に意識せずに生活を送っていると、人は目の前のことに忙殺されてしまいがちです。限られた時間の中で効率が求められ、気づかないうちに余裕がなくなってしまっていることもしばしばです。そのようなとき、人の心は渇いています。
その心の渇きを癒すのが茶の湯です。喉の渇きを癒すだけであれば自動販売機があれば足りますが、心の渇きはそれでは癒せません。相手のためを思い、一つ一つの所作に思いを込め、ここまでするのかというほどの手間暇をかけて点てられたお茶だからこそ、人の心の渇きを癒すことができます。
もしあなたが現在の生活に余裕がもてないと感じているのであれば、多少無理してでも、一碗のお茶をいただく時間を設けてみるのも良いかもしれません。」
本当にそうですね!
従妹に誘われて、久々にお茶会に行ったとき、「ただお茶を飲むだけではなく、亭主の最高のおもてなしをいただくのが茶道」なのだと感じました。快適なお部屋、季節のお花、テーマの掛け軸、趣のある茶器、そしてユーモアあふれるお話。すべてが「最高のおもてなし」です。
人が人のために尽くし、心の渇きが癒され、感謝が生まれる。
私の周りには温かい方がいっぱいで、感謝、感謝です(*^。^*)
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