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2025年8月21日木曜日

宮沢賢治の詩『永訣の朝』🌟「資糧」は「かて」と読むか「しりょう」と読むか。

 


宮沢賢治の詩『永訣の朝』は朗読を始めた頃からずっと読み続けている詩です。

その度に、「資糧」を「かて」と読むか「しりょう」と読むか、いつも考えてしまいます!

私が昔から持っている宮沢賢治の詩集は子供向きのもので、「しりょう」とルビがふってあり、最初は何も考えずに「しりょう」と読んでいました。

YouTubeで朗読を聴くようになると「かて」と読む方が多いのに驚き、いろいろ調べてみました。

【資糧(しりょう)】
・資金と食料
・活動を支えるもの
・心の糧
・仏語。仏道に進むための準備段階

【糧(かて)】
・食べ物や栄養
・活力の本源
・力づけるもの

これはネットで調べたものです。やはり私は「しりょう」と読もう!と思いましたが、それでもスッキリせず、花巻の宮沢賢治記念館の学芸員の方にご相談をしました(^_^;)

「賢治さんがルビを振っているわけではないので何ともいえませんが、新しい詩集はできるだけルビをふるようにしています。研究者が長年研究したものを載せています。一番新しい詩集には「しりょう」とルビが振ってあります。」

トシさんの花巻弁についても伺いましたら、「花巻弁は昔と今とではかなり違います。病床でトシさんが花巻弁を強く表したかどうか...」と。

私はやっと胸のつかえが取れ、7月20日は迷いなく、『永訣の朝』を朗読することができました。花巻弁に拘らず、兄への想い、死にゆく気持ちを表現しようと。

それでも、中学・高校で朗読をする時は(4月に講演&朗読をしました)、事前に、国語の教諭に教科書の記載と指導を確認しました。ご指導は「かて」。今の教科書は「戸卒の天の食」を載せているとのこと。(宮沢賢治は「天井のアイスクリーム」を「戸卒の天の食」と書き直しているのです)私は、ご指導の通りに朗読をしました。

私の中で、ひとつの答えが出たように思います😊

《葉月のひとりごと》
今日は宮沢賢治のレッスンでしたので、永訣の朝のことを思い出しました(*^^) 「心で読む」ことを大切にしたいです!

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