ページ

2021年5月24日月曜日

「木の葉」の読み方は「このは」?「きのは」? 宮沢賢治「よだかの星」で思うこと

 

「木の葉」は「このは」と読むことが多いのですが、「きのは」と読むこともあります。


「光村図書」参考ページをご覧ください!→「光村図書」

1語の意識が強いと確かに「このは」ですね。昨秋、私が砧公園で拾ってきた下の写真は、木から離れ「葉1枚」で存在していますので、やっぱり「このは」。

では、宮沢賢治「よだかの星」の以下の文章はいかがでしょうか。

「おお、よだかでないただのたかならば、こんななまはんかのちいさい鳥は、もう名前を聞いただけでも、ぶるぶるふるえて、顔色を変えて、からだをちぢめて、木の葉のかげにでもかくれたでしょう。

YouTubeを聴いてみると、人それぞれ。誰かの真似をするのではなく、しっかり考えてご自分の解釈で読み方を決めましょう!

まず、小さな鳥達が林や森の中に居ることを想像します。体が大きければ「木」の陰に隠れるところを、あまりにも小さいので「木の・葉のかげにでもかくれる」という表現が出てきたのではないでしょうか!?・・・私は「きのは」と読もうと思います。

つい最近、外国の方に谷川俊太郎「シャガールと木の葉」という詩をご紹介し、「このは」と読むことをお伝えしました。

疑問を持ったり調べたりするのは面白いですね!


【追記】

7月10日のイベントでは、この絵本をスクリーンに映し出すことになりました。この絵本には「このは」とルビが振ってありますので、今回は「このは」と読まなくてはならなくなりました。

たとえば、朗読検定は「青空文庫」が出典ですので、青空文庫のルビ通りに読むことが基本です。出典の確認、大切ですね!


みなさま、くれぐれもお元気で~(^O^)/

チューリップポチっと押して、
ランキング応援よろしくおねがいします💛