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2015年10月2日金曜日

三省堂『大人の朗読会』 篠田桃紅「103歳になってわかったこと」&向田邦子「思い出トランプ」



今日は、そごう千葉の三省堂書店「大人の朗読会」で「103歳になってわかったこと」を読ませて頂きました。

美術家の篠田桃紅さんは103歳の今でも墨象(水墨の抽象画)を描いていらっしゃいます。

じっとしているのが嫌いな篠田さんは、いつも体のどこかを動かしていらっしゃるとか。

100歳になると誰とも対立することはなく、対立したくない。

100歳は、この世の治外法権だそうです!

冠婚葬祭を欠かしても誰も自分をとがめないし、行けば行ったで喜んでくれるので、気楽だと!



「やっていきたいとおもうことは、どんどんやる」

「誰もやらないときに、やったことが大事」

「受け入れられるか、認められるかよりも、行動したことに意義がある」

「感動する気持ちがあれば、この世は楽しい」

「人には柔軟性がある。これしかできないと、決めつけない。完璧にできなくたっていい」

「予定や目標にとらわれることなく、時には、その日の風まかせにする」

「死について考えることをやめれば、死は怖くない」



篠田さんが、時折、思い浮かべたのは高村光太郎の詩「道程」。
 
「僕の前に道はない  僕の後ろに道は出来る」

今もなお、道なき道を手探りで進んでいるという感じだそうです。


ともかく「夢中になるものがあれば、余計なことは考えずに生きていける」ということなんですね!

「生きる」ということ、「死ぬ」ということを、とても自然に受け入れていらっしゃる。

その気ままさが恰好いい、と思います!





さて、次回の「大人の朗読会」は12月上旬を予定しています!

向田邦子さんの短編集「思い出トランプ」を読む予定です!

この本は、ピース又吉さんの「愛してやまない20冊」にも入っています。

他の19冊も気になりますね~(早速、注文したものもあります)


「読書の秋」

あなたは、何を読みますか?



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