ずっと前に放送された「ダーウインが来た!」の「ヨタカ特集」の録画をもう一度見ました!
とても興味深いです!
宮沢賢治の「よだかの星」では「よだかは、実にみにくい鳥です。顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。足はまるでよぼよぼで、一間とも歩けません。・・・」とあります。
でも、これは、生き抜くために神様が授けて下さったものだったようです!
ヨタカは、木蔭ではなく、何故か日光が降り注ぐような場所にじっとしています。
高温の場所は、天敵も寄り付きにくいのです。
熱さをしのぐため、喉を震わせ、のどの中に空気を送り込んで体を冷やしているようです。
そして、同じ場所にいると暑いので、ほんの少しずつ移動しています。
それが、きっと「よぼよぼ」に見えるのですね。
ヨタカは目立つ場所にいるのですが、決して目立ちません!
味噌をつけたようにまだらな顔は、そのせいだったのです。
うーん、確かに目立たないですねー
卵が産まれると、さらに周囲に同化していくような感じがします。
オスは、夜になると卵を守りにやってきます。
何故かというと、オスの羽は白い筋がついていて目立つからです。
ヨタカは、飛びながら一度にたくさんの餌を口の中に溜め込みます。
巣をなるべく留守にしないようにしているのです。
きっと、口が耳までさけて大きいのは、そのためなんですね!
ヒナのほうも、他の鳥のように「ピーチク、パーチク」鳴いて餌をねだることはないようです。
声を出すことなく、静かに餌を食べています。
身を守るための智恵が自然と身についているのですね!
天敵が来て、ヒナを守る時は鷹のように羽を広げ威嚇します。
「ヨタカさん、頑張って!」と思わず言いたくなります。
鳥にはあまり興味がありませんでしたが、
こうして文学作品を読んで興味を持ち、今まで知らなかった世界を知る・・・
なんて素敵な事でしょう!
学んでから改めて文学作品を読んでみると、また違った面白さを味わうことができます!
本当に奥深いです(*^_^*)
「よだかの星」の朗読は、こちらで聴くことができます!→
二胡と朗読「宮沢賢治を読もう!」
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