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2013年11月29日金曜日

「生誕100年~新美南吉の世界」 NHK放送研修センター



毎年NHK放送研修センターで行われている「朗読フォーラム・イン・砧」に今年も行ってきました。

今年は新美南吉生誕100年記念事業で、前半は朗読の発表でしたが、後半は新美南吉についての講演でした。

そのあと2日間にわたる「朗読リーダー研修」で音声分析の勉強もしてきました。

日本全国から受講生が集まっており、徒歩15分の私は自己紹介するのが申し訳ないくらいでした(汗)。


講演では、新美南吉の生涯や文学、半田市のビデオ紹介があり、

つい2ヶ月前に行った新美南吉一色の半田市が懐かしく思われました。

でも一番心に残ったのは新美南吉の言葉でした。

「・・・・口から聞かされてもつまらない童話は紙で読んでもつまらなくないはずがない。

小説が口から離れて紙に移ったところから小説の堕落がはじまる・・・。」

朗読をする私達は、「口から聞いておもしろい話」をもっと伝えていくべきではないかとつくづく思いました。

研究によると、「宮沢賢治は詩的な言葉で人の心をひとつかみにする」のに対して、

「新美南吉はいつのまにか作品世界に入っていく」そんな違いがあるようです!

確かに、そうですね!

どちらも大好きな作家ですが、違う魅力があると思います。

私も、「目の前の人に聴いていただき、お話を共有する」重要性をつくづく感じています。

朗読自慢ではいけないと思います。

読み手の人間らしさや個性が出ている朗読が魅力的で、

読むときの気になる悪い癖をそぎ落としていけばいいのだと思うようになりました。

私は12月6日の「朗読カフェ ライブ」が控えています。

12月7日には「BUNDAN リーディングライブ」もあり、16名の朗読を聴くことができます!

どうか、皆さんとお話を共有できますように♪

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