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2011年10月4日火曜日

頭を悩ませる作品選び

先日、朗読の輪コンテストに参加する生徒さん2人と作品選びをしました。

青空文庫と言っても膨大な数の作品がありますので、作品選びはなかなか 大変なようです。

たとえ、どのような作品でも、どこを抜粋しても、聴く人の心をグッと掴むことが できるのは、ほんの僅かな

プロの方。

ですから一般の人は自分の持っている力を最大限に引き出してくれる作品 を選び見方になってもらうしか

ありません。

そして世間一般によい作品と言われるものは、やはり人の心に訴えかけるもの が何かしらあります。

でも、コンテストは時間制限があります。 まず、短い作品から探してみましょう。

短くても、ストーリーがあるわけですから、心を掴む確立は高いと思います。

次は、誰もが知っている作品の中から探しましょう。

抜粋を読んでも、聴く人はストーリーを知っているわけですから、すんなりと物語の世界に入っていくことが

できます。

たとえば、「走れメロス」の最後だけ読んだとしても、「なぜメロスは走っているのか」 説明するまでもありません。

当たり前のことですが、男性の台詞が得意な人は、男性が何人か出てくる作品を、 ナレーションが得意な方は、

台詞の少ない作品を選んでください。

団体なら、台詞の読み分けをしたり、詩を読んだりするのも楽しいですね。

「雨二モマケズ」を4人で朗読しているのを聴き、ジーンときた覚えがあります。

それから、自分の苦手なものが1つでもあるものは、やめた方がよいと思います。

大勢の前で読むと言うことを想定し、いつもより緊張している自分を思い浮かべ 作品を選んでください。

とにかく、「あー大変」と思わず、作品選びも楽しんでいただきたいと思います。

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